住まいも大事

その昔、日本でも、方々を移転しながら生計を営む人がいたようです。旅芸人などが典型的なものでしょうが、おそらく今でも、家に帰ることが少なく、旅のような生活を送っている人が、多々いるのかもしれません。しかし、基本的に、どこのだれであるかが、重要な要素となっていることは、確かなようです。金融などのお金が関係する分野では、そういうことが、特に重視されている面があります。
実は、車買取においても、その点は重要です。先の記事で、提出必須書類についてお話しましたが、その中に住民票のことに触れています。今後は、深夜でも取得できる可能性があるようですが、そうなれば、非常に便利です。しかし、車買取で、住民票を提出する意義は、現在の住まいを確認することです。そうして、どこの誰であるのかを知ることが、業者からしても、重要な確認事項なのでしょう。しかも、住民票は、公的書類でもあり、きちんと住民登録をし、それを証明してもいます。したがって、住民票の取得は、思っている以上に、重要かもしれません。さらに、問題になるのが、引っ越しをした時でしょう。車検証や自賠責保険証において、古い住所である可能性があります。届け出をすることで、新住所に変更できますが、それが遅れてしまっている可能性もあります。そのため、住民票の提出によって、変更していることを車買取業者でも確認できます。あるいは、身分証明書も提出するようになり、こちらでも、どこのだれかであるのかを確認します。比較するのが、やはり、住民票となるため、意外に重要なものです。仮にこれらがそろっていないということであれば、車買取業者に対し、マイナスなイメージを与えます。そうなれば、当該中古車の買取価格にも、影響を及ぼさないとは言い切れません。どこの誰ともしない人に、高価な買取価格を提示することは、常識では考えられないでしょう。あるいは、買取自体を断られる可能性もあります。したがって、住所などを証しておくことは、意外に重要なことかもしれません。
なお、住民票の届け出が遅れているようであれば、車買取のために自身で取得する際に、行っていた方が無難です。引っ越しなどをした際、すぐに行うべきことが理想ですが、そうできない事情も様々あることでしょう。おそらく、役所でもその旨を問われるかもしれません。理由をきちんと説明することもまた、重要です。住民票も、その日に届け出をし、その日に写しを取得することが可能です。ただし、発行手数料が掛かることを把握しておくことが、大切でしょう。